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Google(グーグル)のAIチャットツール「Gemini」に搭載されている、AIにじっくりと考えさせてから回答させる機能「Extended Thinking(拡張思考モード)」が、無料プランのユーザーに対しても開放された。これにより、誰でも無料で高度な推論プロセスを利用できるようになる。
従来のAIチャットはプロンプトに対して即座に回答を生成していたが、「Extended Thinking」では回答の前に思考と調査のプロセスを挟む。複雑な課題に対する回答精度が大幅に向上するため、専門的なリサーチ、製品の比較検討、プログラムのエラー分析といった論理的思考が必要な場面に適している。今回のアップデートにより、無料版の「Gemini 3.5 Flash」および「Gemini 3.5 Flash-lite」のモデルセレクターから同機能の切り替えが可能となった。
本機能は回答のプロセスで多くの計算リソースを消費するため、チャット内での画像生成や動画生成などを行うと1日の利用上限に早く達してしまう可能性がある。このため、長文リサーチやエラー解析などの必要な作業が終わった後は、通常の「Standard」モードに戻すといったリソースの賢い切り替えが推奨されている。
OpenAIの「o1」シリーズなどに対抗し、Googleも推論特化型モデルの裾野を広げた形となる。無料ユーザーに対しても強力な思考モデルを開放したことで、ビジネス用途からプログラミング、トラブルシューティングに至るまで、より高度な作業を日常的にAIに依頼するユーザーが増加すると見られる。