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2026年6月23日に発表されたスーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」にて、中国の新型スーパーコンピュータ「LineShine(霊晟)」が世界第1位を獲得しました。これにより、これまで首位だった米国の「El Capitan」は第2位へ後退しました。LineShineは1,378万9,440ものコア数を有し、処理性能は2.19840エクサフロップス(2,198.40ペタフロップス)に達しています。
現在、世界の主要なスパコンの多くはNVIDIA、AMD、Intel製のGPUを組み合わせたハイブリッド構成を採用していますが、LineShineはGPUを搭載せず、中国製のCPU「LX2」のみで構築されています。LX2プロセッサは1基あたり304コアを備え、処理性能は60.3テラflops、さらに4TB/sのHBMメモリを搭載しています。CPU内に独自のマトリクス演算アクセラレータを統合することで、GPU搭載機を超える圧倒的な並列処理能力を実現しました。
LineShineは、深圳の国立スーパーコンピューティング深圳センターに設置されており、OSにはFreeBSDベースの中国製OS「Kylin OS」が使用されています。システムは2基のLX2 CPUで1ノードを構成し、1キャビネットあたり32ノード、全体で90のキャビネットを組み合わせることで、1,300万を超える膨大なコア数を実現しています。このシステムはすでに、気象・海洋研究や材料科学、創薬、大規模AIモデルの推論などに活用されています。
GPU全盛の時代において、中国が独自のCPU単体構成で世界最高速のスーパーコンピュータを開発したことは、世界のハードウェア市場に大きな衝撃を与えました。国立スーパーコンピューティング深圳センターは「LineShineは海外の技術的障壁を打破し、自主的なソフトウェア・ハードウェアシステムをもたらした」とコメントしており、米国の輸出規制に直面する中国が、半導体技術の自立化で大きな進展を遂げたことを強くアピールする結果となりました。
引用元:GIGAZINE