AI関連の最新ニュースをピックアップ
AI開発の二大巨頭であるAnthropicとOpenAIは、それぞれ月額200ドルで個人向けの最上位サブスクリプションプラン「Claude Max」および「ChatGPT Pro」を提供しています。 SemiAnalysisによる実測検証により、ヘビーユーザーがこれらのプランを限界まで使い込んだ場合、API料金換算で月額料金の数十倍に匹敵する価値のトークンを消費できていることが明らかになりました。
SemiAnalysisは、AnthropicとOpenAIの月額200ドルプランをそれぞれ契約し、週ごとの利用上限に達するまでプログラムコード作成などの負荷を与え続ける実験を行いました。その結果、現在の標準的なAPI利用料金と比較した場合、月額200ドルの「Claude Max」では最大で約8,000ドル相当、「ChatGPT Pro」では最大で約14,000ドル相当ものトークンボリュームを消費可能であることが判明しました。
この採算性に対して「現在の料金設定は持続可能ではない」との批判や懸念の声が上がる一方、OpenAIの内部では、Anthropicなどの競合から顧客を奪うためにAPIトークン料金の劇的な値下げを検討していると報じられています。また、各社の計算資源を支えるパートナーシップも注目されます。 OpenAIがMicrosoftとアライアンスを組む中、AnthropicはGoogleやxAIと提携して演算資源を確保しています。
現在、OpenAIとAnthropicはともに新規公開株(IPO)に向けた非公開での申請書類を提出したと報じられており、収益性の両立が強く求められています。今回の調査結果は、大量のデータ処理を行うエンジニアなどのパワーユーザーにとって、月額200ドルの最上位プランが極めて高いコストパフォーマンスを持つことを示しています。しかし、AI企業側から見れば、このような過度な利用モデルは経営圧迫要因ともなり得るため、今後は利用制限の強化などが行われる可能性が高いと考えられます。