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米Anthropicは6月13日、有料プランである「Claude Pro」および「Claude Max」の加入者を対象に、5時間ごとおよび週単位で設定されているメッセージ送信の利用制限(レートリミット)を全面的にリセットしたことを発表しました。公式の開発者アカウント「@ClaudeDevs」を通じて明らかになったもので、具体的なリセット理由は言及されていません。しかし、直前に発生した最上位AIモデル「Claude Fable 5」および「Claude Mythos 5」の突然の利用停止措置を受けた、ユーザーへの補償あるいは緩和措置であると広く見られています。
Anthropicは、6月9日に一般公開したばかりの最上位モデル「Claude Fable 5」と、パートナー限定で提供されていた「Claude Mythos 5」を、米政府の安全保障指令に従い突如停止しました。特に、Fable 5の高度なコーディングやゲーム開発能力などを期待して、月額200ドル以上の「Max」プランなどを新規に契約、あるいはアップグレードしたユーザーにとって、わずか3日での利用不可は大きな打撃となりました。
今回のリセット措置は、有料サブスクリプションを契約しているすべての「Pro」および「Max」ユーザーが対象となります。レートリミットがリセットされたことで、ユーザーは現在利用可能な代替モデル(「Claude Opus 4.8」や「Claude Sonnet」など)を用いた作業をリミット上限を気にすることなく再開できるようになります。なお、Fable 5およびMythos 5の停止後、新規に作成されたチャットセッションは自動的に既存の代替デフォルトモデルへとルーティングされます。
最上位フロンティアモデルが規制で突然消失するという前代未聞の状況に対し、Anthropicが即座にユーザーサポートに動いた形です。今回の利用制限リセットは、代替モデルを用いた開発を促す上での応急処置としては機能するものの、月額高額プランの最大メッセージ枠を目的に契約したユーザー側の経済的・運用の損失を完全に埋められるわけではありません。今後の政府規制の動きが注視されます。