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Metaは2026年6月4日(現地時間)、Facebookを利用するクリエイター向けに、独自のデータを学習してパフォーマンス分析やアイデア創出を対話形式で支援するAIパートナー機能「Creator Assistant」を発表しました。あわせて、多言語へのリーチを広げるための「Reels動画AI翻訳機能」の対象言語拡大も発表しています。Reels翻訳は、投稿者自身の声色やイントネーションを保持したまま吹き替えを行い、唇の動きを音声に合わせるリップシンク機能(口元の映像を生成AIで加工し、話している言葉の動きに同期させる技術)も備えています。
Creator Assistantは、クリエイター向けの管理ツールであるダッシュボードに直接統合されます。クリエイター自身の視聴者属性、エンゲージメント(投稿に対する視聴者の反応率)、コンテンツの傾向などのデータを深く理解し、それに基づいたアドバイスを提供します。 これまでの複雑なチャートや分析画面を確認することなく、「なぜ特定のReels動画が他より伸びたのか」「時間の経過とともに視聴者層がどう変化したか」といった疑問について、チャット形式で対話しながら深掘りすることができます。

Creator Assistantは、創作に行き詰まった際のブレインストーミング相手としても機能します。Facebookでトレンドとなっている音楽、注目のカルチャーイベント、成果の高いコンテンツ形式などの最新データを参照し、クリエイターが設定した「フォロワーの増加」や「収益化」といった目標に合わせて、最適な企画案を提示します。本機能はまず、米国、カナダ、インドのクリエイター向けに展開が始まっています。

さらに、AIを活用したReels動画翻訳機能についても、既存の9言語に加え、新たにアラビア語、インドネシア語、フランス語、タイ語、ベトナム語が近いうちに追加される予定です。現在、Facebookでは毎週5億人以上のユーザーがAI翻訳された動画を視聴しており、今回の対応言語の拡大によって、世界各地のより広範な地域に動画を届けられるようになると見られます。
今回のCreator Assistantの導入により、クリエイターはデータ分析やアイデアの考案といったマーケティング業務をAIに任せ、より創作活動に専念しやすくなると予想されます。また、声質を保ったまま唇の動きまで同期する高度な多言語翻訳によって、英語圏以外のクリエイターがグローバル市場に進出する障壁が大きく下がると考えられます。動画プラットフォーム間でのクリエイター獲得競争が激化するなか、MetaはAIによるエコシステムの構築をさらに推し推し進めていくと見られます。