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Metaが、会話を録音・処理するAI搭載ウェアラブルペンダントの開発を進めていることが、The Informationが入手した社内メモにより明らかになった。Metaは2025年末にAIデバイススタートアップLimitlessを買収しており、同スタートアップが手がけていたシャツや首元に装着できる録音ペンダントの技術が今回の製品に生かされるとみられる。
Metaは2025年12月、AIペンダントを製品化していたスタートアップLimitlessを買収した。Limitlessはユーザーがシャツやネックレスとして装着して会話を録音できるペンダント型AIデバイスを開発しており、MetaはこのM&Aで「AIウェアラブルの開発を加速する」と述べていた。今回のメモはその具体的な計画として、1年以内のテスト開始を示唆している。
社内メモにはペンダント以外にもAIグラスのラインナップ拡大や、「Wearables for Work」というビジネス向けサブスクリプションサービスの立ち上げ計画も含まれているとされる。MetaはAI搭載ハードウェアへの大きな賭けを続けており、これらの施策でハードウェア部門「Reality Labs」の業績を改善させることを目指している。
先行するAIウェアラブルはことごとく消費者への浸透に苦戦してきた。Humaneの「AI Pin」はHPに1億1,600万ドルで買収されるなどして事実上終焉し、Friend社が制作した会話型ペンダントは多大な広告費をかけても普及しなかった。Metaはプライバシー懸念やマーケティングの巧拙がウェアラブルの命運を分けると認識しており、慎重なアプローチを取るとみられる。
MetaのAIペンダント開発は、AIハードウェアへの再挑戦として注目される。Reality Labsは2026年第1四半期だけで40億ドルの損失を計上しており、同部門の収益化は経営上の急務だ。AI機能を自然な形でウェアラブルに組み込むAppleやGoogleなどとの競争が激化する中、MetaがLimitlessの技術を活かしてどのような差別化を図るかが焦点となる。