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GoogleがGoogle I/O 2026で発表した24時間365日稼働型のエージェントAI「Gemini Spark」について、TechCrunchのライターが早期アクセスを利用して実地検証を行った。買い物の節約調査、旅行パッキングリスト作成、サマーキャンプ情報収集、ニュースレターまとめなどのタスクを試した結果、全体的には実用的だが細部に課題が残るとの評価だった。
Gemini Sparkは、GmailやCalendar、Docs、Sheets、SlidesといったGoogleの生産性アプリと連携し、クラウド上の仮想マシンで常時稼働するエージェントAIだ。Sundar Pichai CEOはGoogleの年次開発者会議で「Sparkがあればノートパソコンを閉じていい」と述べた。
主なテストとして行われたのは、(1)近所のドラッグストアの週替わりセール・クーポンを調べてお得な買い物提案をするタスク、(2)日帰り旅行向けのパッキングリストをGoogle Keepにインポートするタスク、(3)地域のティーン向けサマーアクティビティを調査するタスク、(4)毎週金曜日にニュースレターからトップ5記事をまとめる定期タスク、(5)特定アイテムの価格下落を監視する定期タスク、の5項目だ。
セールやクーポンの調査では商品のスタッキング節約策まで提案するなど実用的な成果を示した。週末イベント情報は複数のGmailニュースレターとウェブ検索を組み合わせて調査し、有益なリストを生成した。定期タスクとして繰り返し実行できる設定にも対応しており、日常的なタスク自動化ツールとしての可能性を示した。
Google Keepとの非連携は最大の欠点と指摘された。パッキングリストをKeepに保存しようとしたところ、SparkはKeepを使えないとして代わりにGoogle DocかメールのドラフトをDOC作成を提案した。また、サマーキャンプ調査ではプロンプトにコスト・日程の確認を含め忘れると追加で手動調査が必要になった。ニュースレターまとめでは「5件」と指定したのに4件しか返ってこなかった。
ライターは「GeminiができることとしてSparkを位置付ければよく、独立した製品にする必要はない」と指摘する。また、iPhoneユーザーはSparkを直接ハードウェアボタンに割り当てられないため利便性に劣るとし、今後のMCP連携への期待も述べている。
Gemini Sparkは日常の繰り返しタスクを自動化する「気の利くAIアシスタント」として実用レベルに達しているとの評価を得た。しかし独立ブランドとしての定着や消費者向けユースケースの説得力には課題が残る。Googleの競合であるOpenAIの製品やAppleのSiriがどう進化するかとの比較において、Sparkの訴求力が問われることになる。