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米SpaceX(イーロン・マスクが率いる宇宙開発および衛星通信・先端AI複合企業)が公表した2026年7〜9月期(第3四半期)決算において、売上高が前年同期比161%増の146億ドルに達し、純損益が44億ドルの黒字へ転換したことが明らかになった。
劇的な増収増益の牽引役となったのはロケット打上げやStarlink通信ではなく、売上高が前年比830%増を記録したxAI(イーロン・マスクが設立したフロンティアAI開発組織、Grokシリーズを提供)を中心とするスーパーインテリジェンス事業部門である。
スペースXは2026年6月に実施した大型IPOを経て財務データの開示を進めている。今回の決算では事業構成の劇的な変化が示された。
| 事業セグメント | 成長率(前年同期比) | 主な収益ドライバー |
|---|---|---|
| AIスーパーインテリジェンス部門 | 830%増 | Grok Enterprise、買収したCursor連携 |
| Starlink衛星通信部門 | 堅調増 | グローバル契約者数拡大、法人回線 |
| 宇宙輸送・打ち上げ部門 | 安定推移 | Starship定期運用、商用ペイロード |
同社が傘下に収めたAI開発エディタ「Cursor」とGrokモデルの深い統合が進み、エンタープライズ向け開発エージェントとしての契約が急拡大したことが収益急増の直接的な要因となった。
スペースXは2026年第4四半期(10〜12月期)において、最大400億ドル(約6.3兆円)規模の設備投資を計画している。その大半は、メンフィス等で拡張が進む「Colossus」スーパーコンピュータ向け次世代GPUクラスタの調達や、Starlink衛星間レーザー通信とAIデータセンターを直結する軌道上計算基盤の研究開発に充てられる見通しだ。
宇宙インフラの電力・排熱能力と超巨大AI計算基盤の垂直統合を加速させる戦略が鮮明となっている。
引用元:マネーポストWEB