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Anthropicは、ターミナル環境で動作する自律型コーディング支援ツールClaude Code(Anthropicが開発するターミナル常駐型AIコーディングエージェント)の最新版「v2.1.295」を公開しました。今回のアップデートでは、カスタムフックの異常終了時に後続アクションを安全に停止する制御機能や、ターミナル上でエージェントの稼働状況を表示するプロトコル対応が導入されたほか、企業向けゲートウェイ機能やMCP(AIが外部ツールやデータと連携するための共通仕様)連携の堅牢性が大幅に向上しています。
v2.1.295における主な機能追加と改善点は以下のとおりです。
onFailure: "block" によるフック安全性強化: コマンドおよびHTTPフックに対して新設定が追加されました。フックの起動失敗やタイムアウト、予期しない終了コードが発生した際、処理をそのまま通過させずにアクション自体をブロックできるようになりました。timeouts.upstream_ttfb_ms が追加され、超過時のフェイルオーバーや502エラー返却が可能になりました。また、アップストリームごとに許可モデルを絞り込む models リスト指定(ワイルドカード対応)もサポートされています。Anthropicは直前に公開されたv2.1.294に続き、連続して修正パッチを投入しています。両リリースの変更差分を整理すると、開発者向け制御の安全性が段階的に強化されていることが分かります。
| バージョン | 主な変更点 | 焦点 |
|---|---|---|
| v2.1.294 | 自然言語指示形式の prompt / agent フックが遮断すべき処理を通してしまう問題の修正、Stopフック判定の精度向上 | プロンプト指示ベースのフック判定ロジックの適正化 |
| v2.1.295 | onFailure: "block" による障害時ブロック、OSC 7501状態通知、Gateway upstreamタイムアウト管理、MCP再接続バックオフ | システム連携時の堅牢性・フェイルセーフ機構およびUI表示の強化 |
v2.1.294ではフック記述の自然言語プロンプト解釈の不具合修正が中心でしたが、v2.1.295ではフックプロセス自体の起動失敗や通信タイムアウトといったインフラ・システム起因のエラーに対する防御策が固められました。
今回のリリースは、Claude Codeを個人の対話型開発だけでなく、CI/CD環境やバックグラウンドでの自律実行(unattended retry mode)で活用する開発者・企業にとって重要な前進です。
特に onFailure: "block" の追加により、セキュリティ検査やリントなどのカスタムガードレールが異常停止した際に「AIがガードをすり抜けてコードを実行してしまう」リスクを確実に防ぐことが可能になりました。また、企業内プロキシやクラウド経由で利用する際のタイムアウト設定やモデル制限が整備されたことで、エンタープライズ環境での安定した運用基盤が整いつつあります。