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Googleは2026年10月7日、インド国内のすべてのAndroidユーザーを対象に、Chromeブラウザ統合型AI「Gemini in Chrome」の提供を開始した。デスクトップ向けには2026年初頭にインドで提供が始まっていたが、今回の展開によってスマートフォン環境でもブラウジング支援が利用可能となった。さらに、Web上の定型タスクを自動実行する機能「auto browse(フォーム入力や予約などの反復操作をAIが代行する自動ブラウジング機能)」についても、AI ProおよびAI Ultra加入者を対象に、デスクトップとAndroidの両環境で提供を開始した。

Android版Chromeに追加されたGemini機能により、モバイル端末でのWeb閲覧が効率化される。
同時に展開された「auto browse」は、Web上での手間のかかる日常的な手続きをAIが代行する自律ブラウジング機能である。

具体的には、イベント向けの駐車場予約や長大なWebフォームの入力、1週間分の日用品注文などの手続きをユーザーに代わって処理する。
機能の安全性に関しては「セキュア・バイ・デザイン(secure-by-design)」に基づき構築されており、モデルはプロンプトインジェクション(悪意あるWeb入力によりAIに意図しない動作を誘発させる攻撃手法)などの既知の脅威を検知するよう訓練されている。また、ユーザーが主導権を維持できるよう、機密性の高いタスク(sensitive tasks)の実行前には必ず確認を求める設計が採用されている。
現時点で確認されている提供条件と留意点は以下の通りである。
| 項目 | 今回の発表内容 | 日本国内への影響・未確認事項 |
|---|---|---|
| 提供地域 | インド国内向け | 日本での提供時期は未定 |
| 対象OS | Android(一般機能)/ Android・デスクトップ(auto browse) | 日本語UIおよび日本語Webサイトでの動作検証は未発表 |
| プラン要件 | 一般機能は全ユーザー / auto browseはAI Pro・AI Ultra加入者 | 日本国内向けプランでの提供条件は未定 |
| 外部サイト対応 | 駐車場予約、フォーム入力、日用品注文 | 決済や認証を伴う国内独自サービスへの対応範囲は未詳 |
日本国内の開発者や一般ユーザーにとっては、海外先行で導入されたモバイル自律ブラウジングの使い勝手やセキュリティ実績を測る重要な先行指標となる。
今回のアップデートは、WebブラウザにおけるAIの役割が単なる「コンテンツ要約」から「ユーザー代理の操作実行(Agentic Browsing)」へと本格的に移行したことを示している。特にモバイル端末において、画面の小さなスマートフォン上での複雑なフォーム入力や購入手続きをAIが引き受ける価値は極めて大きい。
一方で、外部サイトにおけるボット遮断や不正アクセス対策、意図しない注文の防止といった課題は依然として残る。Googleがプロンプトインジェクション検知と機密タスクの確認ステップを強調している点は、実用的なエージェント普及に向けた現実的な安全設計の一歩と評価できる。
引用元:Google