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株式会社Preferred Networks(PFN)は2026年10月6日、自社でフルスクラッチ開発する国産の生成AI基盤モデル「PLaMo」シリーズの最新フラッグシップ「PLaMo 3.0 Prime」、前世代モデル「PLaMo 2.2 Prime」、および日英翻訳に特化した「PLaMo翻訳」を、米Microsoftのエンタープライズ向け開発プラットフォーム「Microsoft Foundry」(旧Azure AI Foundry)にて提供開始したと発表しました。

Microsoft Foundryは、生成AIモデルやAIエージェントの開発・運用を支援するクラウドプラットフォームであり、企業の閉域環境下に従量課金制でモデルをデプロイできます。今回提供されたモデル群の特徴は以下の通りです。
各モデルの利用料金(1時間あたり、別途Azureインフラ費用が必要)は以下の通り設定されています。
| モデル名 | 推奨GPU | 1時間あたり料金(税抜) |
|---|---|---|
| PLaMo 3.0 Prime(Reasoning / Non-reasoning) | NVIDIA A100 | $3.99 |
| PLaMo 3.0 Prime(Reasoning / Non-reasoning) | NVIDIA H100 | $6.99 |
| PLaMo 2.2 Prime | NVIDIA A100 | $0.99 |
| PLaMo翻訳 | NVIDIA A10 | $3.99 |
| PLaMo翻訳 | NVIDIA A100 | $9.99 |
PLaMo 3.0 Primeは、前世代のPLaMo 2.2 Primeと比較して256kトークンの長大なコンテキスト長に対応したほか、Reasoningモデルの導入により複雑なデータ分析や自律型エージェント処理への適用が可能となりました。
PLaMoは、国産AI構築プラットフォーム「miibo」、法人向け「Tachyon 生成AI」、約800自治体が導入する「QommonsAI」、さらにデジタル庁の生成AI環境「源内」の試用モデルに選定されるなど、国内の公共・金融・製造領域で実績を重ねています。
今回のMicrosoft Foundry対応により、すでにMicrosoft Azureでセキュアな基盤を構築している国内エンタープライズは、データが国外に出ない閉域かつ既存のAzureガバナンスポリシーを維持したまま、国産トップクラスの言語モデルを社内システムや自社サービスに組み込めるようになります。
グローバルで展開されるOpenAIやAnthropicのモデルに対して、高い日本語表現力と国内法制・商習慣への親和性を持つPLaMoがMicrosoft Foundryにラインナップされたことは、ハイブリッドクラウドやマルチモデル運用を進める日本企業にとって有力な選択肢となります。
長文処理能力と推論能力を備えた国産モデルがAzureエコシステム上で利用可能になったことで、業務文書の翻訳・要約にとどまらず、社内ナレッジを活用した高精度エージェントの商用実装が加速するとみられます。