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エンタープライズ情報管理大手の加OpenText(カナダに拠点を置くエンタープライズ情報管理ソフトウェア大手)と、エンタープライズ特化型LLMを開発する加Cohere(カナダ・トロント発の企業向け基底モデル開発企業)は2026年9月29日、政府機関および規制業界向けに安全な自律型AI(Agentic AI(自律的に判断し複数ステップのタスクを実行するAIシステム))ソリューションを提供するための戦略的パートナーシップを発表しました。企業内の機密データを保護しながら、実験段階にとどまっていたAIプロジェクトを本番業務環境へ移行させることを目的としており、共同開発ソリューションは2027年初頭に提供開始される見込みです。
本パートナーシップは、厳格なコンプライアンスが求められる組織において、AIエージェントに社内データへのアクセス権を安全に付与する仕組みを提供します。
多くの企業が直面している「機密情報の漏洩を防ぐガバナンス」と「AIエージェントによる業務自動化」のトレードオフを解消する点が、両社提携の核心的な強みです。
| 評価軸 | 汎用クラウド型AIアシスタント | OpenText × Cohere 連携ソリューション |
|---|---|---|
| 配備環境 | パブリッククラウド主体 | オンプレミス、主権クラウド、ハイブリッド対応 |
| データ統制 | 外部送信によるデータ主権の懸念 | 組織内のデータ保管場所と制御権を完全維持 |
| 対象データ | API経由の局所的アクセス | OpenTextが管理する12万社超の業務データ層と連携 |
| 主要ターゲット | 一般オフィスワーカー | 政府機関、金融、医療、防衛などの高度規制産業 |
AIの導入フェーズがチャットボットによる個別問い合わせ対応から、業務フローそのものを代行するエージェントへと進むにつれ、エンタープライズソフトウェア大手と先進AIモデル開発元の提携が相次いでいます。世界180カ国以上・12万社を超える顧客基盤を持つOpenTextと、プライバシー重視のモデル構築に強みを持つCohereの連合は、データ主権に厳しい欧州や北米の公共部門におけるエージェント導入のデファクトスタンダードを巡る主導権争いを加速させるでしょう。
引用元:itbusinesstoday