AI関連の最新ニュースをピックアップ
米Microsoft(WindowsやCopilotなどを提供する米大手IT企業)は2026年9月28日、同社グローバルコーポレートバイスプレジデント兼マイクロソフト(アジア)インターネット工学院院長を務める張祺(Qi Zhang)博士を、マイクロソフト アジア太平洋研究開発グループ(APRDG(マイクロソフトのアジア太平洋地域における研究開発組織群))の会長(主席)に任命したと発表しました。前会長の王永東(Yongdong Wang)博士の退任・引退に伴うトップ交代となります。

公式発表によると、張祺博士は2002年にマイクロソフト米国本社に入社し、2010年よりアジア拠点の開発を率いてきました。
主な経歴と実績は以下の通りです。
また張氏は、AI時代における個人の働き方として「単人創業家(One-Person Entrepreneur: OPE)」の概念を提唱し、小規模組織や個人がAIを活用してチーム並みの生産性を発揮する枠組みに関する著書を出版するなど、理論と現場実践の両面で知られています。
APRDGは中国拠点だけでなく、日本やアジア太平洋各国の研究開発・事業部門と緊密に連携する組織です。
編集部注: マイクロソフトのアジア太平洋研究開発グループは、かつてビル・ゲイツ氏の肝煎りで設立され、音声認識や自然言語処理の世界的ブレークスルーを多数生み出してきました。今回、検索広告と大規模AIインフラの商用化で実績を重ねた張祺氏がトップに就いたことは、APRDGが基礎研究にとどまらず、Copilotを中心としたAIエージェントの商用展開と収益化をアジア全域で一層ドライブしていく姿勢を明確にした人事とみられます。