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GitHubは、ターミナル環境で動作するAIコーディングエージェント「GitHub Copilot CLI(ターミナル上で自律的にコード編集やコマンド実行を行うGitHubのCLIツール)」の最新版「v1.0.88」を正式リリースした。ターミナルエミュレータ「Ghostty」や「WezTerm」に対する端末通知の追加、実行中ターンから即座に作業を枝分かれさせる「/fork」コマンドの新設、自由入力ダイアログでの改行対応、カスタムエージェントの推論強度(reasoning-effort)反映など、日々の開発者体験を向上させる機能改善と安定性向上が盛り込まれた。
GitHub公式リポジトリのリリース情報(v1.0.88、2026年9月22日付)に基づく主な変更点は以下のとおりである。
/fork): 自律タスクのターンがアクティブに動作している最中でも、待機することなく /fork を実行して作業ブランチを分岐可能になった。ask_user)でEnterキーを押した際に改行が挿入されるよう挙動を修正。送信は Ctrl+Enter または Ctrl+S を利用する。また、ログインデバイスコードを含む下部固定ダイアログでのテキスト選択操作に対応した。x キーを2回押して確認する方式へ変更。ローカルセッションは完全削除され、サーバー接続セッションは会話ログをサーバーに残したまま切断される旨が明示される。reasoning-effort 設定が、モデル単体の指定時だけでなくエージェント選択時にも適用されるよう修正。なお、コマンドラインオプション --reasoning-effort による明示指定が最優先される。cwd)の指定がないフックコマンドが、セッションの現行ディレクトリではなくプロジェクトルートを基準に実行されるよう挙動を是正。copilot --acp)、AHPホスト(copilot --ahp-host)、公開 --server セッションに対しても、Enterprise管理ポリシー(MCP・権限・プラグイン規定)が適用されるようになった。/allow-all 設定が保持され、パス欠損時の個別セッション承認が親ディレクトリに過剰付与されないよう正確に記憶される(/list-dirs で確認可能)。| バージョン | 主な着眼点 | 代表的な更新内容 |
|---|---|---|
| v1.0.87 | ワークスペースとプロンプト制御 | worktreePathTemplate 設定、プロンプトの取り消し・再編集、シークレット漏洩防止 |
| v1.0.88(本版) | 端末体験とエージェント制御 | OSC 777通知、/fork 即時分岐、ACP/AHP管理ポリシー適用、改行操作の適正化 |
国内のエンジニアの間でも「Ghostty」や「WezTerm」といったモダンで高速なターミナルエミュレータの利用者が急増している。CLIエージェントに大きなコードベースのリファクタリングやテストコード生成を任せている間、別画面で作業していても完了通知を端末標準の仕組み(OSC 777)で即座に受け取れるため、作業コンテキストの切り替えロスが大幅に低減する。 また、国内のセキュリティ統制が厳しい企業では、プロキシ環境下での通信遮断やアクセス権限の過剰付与が開発の障壁となりやすい。本バージョンでプロキシトンネル障害時のバイパス手順が表示されるようになり、ACP/AHP等の自動化セッションでもEnterprise管理ポリシーが確実に適用されるようになったことは、社内標準CLIツールとしての採用を後押しする。
直前のv1.0.87に続く今回のv1.0.88リリースは、日々のキーボード操作感や通知といった開発者の手触り感を磨き上げつつ、企業環境で求められる権限管理やプロキシ耐性を手堅く補強している。AIエージェントがターミナルに常駐する開発スタイルが定着するにつれ、細部の操作性と堅牢なセキュリティ統制の双方が製品競争力を決定づける要素になりつつある。
引用元:GitHub