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オーストラリアのソブリンAIクラウド企業Sharon AI(NASDAQ: SHAZ)は2026年9月4日、AIインフラ管理ソフトウェア大手の米Rafay Systemsと5年間の戦略的協定を締結したと発表した。Sharon AIがアジア太平洋地域を中心に展開する次世代計算基盤「AI Factory」環境にRafayの集中管理プラットフォーム(Rafay Platform)を導入し、今後5年間で最大15万基規模のGPU(AIの学習や推論を高速処理する画像処理半導体)クラスターを統合オーケストレーションする体制を構築する。データセンター物理設備の抽象化と運用自動化を進め、企業のAIサービス投入を加速させる。
大規模なAIコンピューティング基盤の運用においては、単にGPUハードウェアを調達するだけでなく、マルチテナント環境下での安全なワークロード制御やリソース利用効率の最大化、厳格なガバナンスが不可欠となる。
今回の協定により、Sharon AIのAI Factory環境にはRafayの統合コントロールプレーンが標準実装される。物理インフラ層の上に運用ガードレールを敷くことで、ベアメタルサーバーのプロビジョニングから仮想マシン、Kubernetes(コンテナ化されたアプリケーションのデプロイや運用を自動化する基盤)環境、GPU Platform-as-a-Service(PaaS)までを一元管理する。これにより、顧客企業は複雑な物理インフラの自社所有や保守運用を意識することなく、必要なAIコンピュートリソースを安全かつ迅速にオンデマンド利用できるようになる。
今回の5年契約における両社の技術的役割分担は以下の通りである。
| 企業名 | 役割と提供機能 | 期待される効果 |
|---|---|---|
| Sharon AI | ソブリンAIデータセンター拠点(AI Factory)およびハードウェア基盤の展開 | アジア太平洋地域を中心としたデータ主権を満たす信頼性の高い計算能力の提供 |
| Rafay Systems | オーケストレーション、ガバナンス、監視、ライフサイクル管理ソフトウェア | 最大15万GPU規模のクラスタを単一画面で統合管理し稼働率と信頼性を向上 |
Sharon AIの共同創業者兼CEOのジェームズ・マニング(James Manning)氏は、「Rafayとの協定により、事業フットプリントが拡大する中でも一貫した安全な顧客体験と高効率な計算力管理が可能になる」とコメント。Rafay Systems共同創業者兼CEOのハシーブ・ブダニ(Haseeb Budhani)氏も、商用サービスとして信頼性の高いAI運用の実現を支援する姿勢を示した。
引用元:AI-Watch