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米Anthropicは、ターミナル上で自律的にコード編集やGit操作を実行するCLIツール「Claude Code(Anthropicが提供するターミナル上で自律的にコード編集やGit操作を行うCLIツール)」の最新バージョン「v2.1.260」を公開した。本アップデートでは、全画面表示時に未コミットのコード変更差分をリアルタイムに確認できる専用diffパネルが新設されたほか、プロンプトキャッシュ(一度送信したプロンプトを再利用してレイテンシとAPI費用を削減する仕組み)の効率化やサブエージェント実行制約の撤廃など、実務開発者向けの機能強化が行われた。
公式リリースページで公表された主なアップデート内容は以下の通りである。
| カテゴリ | 機能・改善項目 | 詳細内容 |
|---|---|---|
| UI・操作性 | フルスクリーンdiffパネル | 会話の横に未コミットの変更を表示。/diff コマンドで表示・非表示を切替可能 |
| コスト最適化 | プロンプトキャッシュミスの原因表示 | /cost やステータス行でキャッシュミス要因(ツール定義やシステムプロンプトの変更、TTL切れ)を明示 |
| モデル連携 | Claude Fable 5.1のキャッシュ修正 | ツール実行結果の後に付加されたコンテキストが再送信される問題を解消、/effort 変更時の無効化を防止 |
| コンテキスト管理 | 100万トークンモデルの自動圧縮改善 | OpusおよびFableにおいて1Mトークン到達直前に自動圧縮を実施。大規模コンテキストの復旧タイムアウトを解消 |
| サブエージェント | バックグラウンドコマンドの1時間制限撤廃 | サブエージェントが開始したバックグラウンドタスクが終了または停止されるまで無制限に実行可能 |
v2.1.260では、開発環境の保護を目的としたセキュリティ機構の修正も複数実施された。
パス名に丸括弧を含むディレクトリやファイルに対して、Edit や Write、Read のアクセス権限ルールがBashサンドボックスによって無効化または無視され、読み取り専用フォルダへの書き込みが可能になっていた不具合が修正された。また、正規表現としてコンパイルできない不正なパターンを含むルールが存在した場合にすべてのファイル編集が失敗していた挙動を見直し、指定されたリテラルパスを保護するフォールバック処理へと改められている。
さらに、macOS環境で permissions.blockReadsOutsideWorkingDirectories を有効化した際に、ユーザーのGit設定ファイルやワークツリー分離サブエージェントのチェックアウトが不可視化されていた問題も解消された。
今回の更新は、大規模プロジェクトでClaude Codeを活用するエンジニアにとって実質的な利便性をもたらす。とりわけ、Claudeがファイルを書き換える様子を横並びのdiffパネルで即座に視覚確認できるようになったことで、ターミナル作業中に別のGit差分ビューアーを立ち上げる手間が省ける。
加えて、プロンプトキャッシュの無効化原因が可視化されたことは、API利用コストの抑制に直結する。特にClaude Fable 5.1でツール呼び出しのたびに未キャッシュ入力が発生していた問題が解決されたため、反復的な自律コーディングタスクにおけるトークン消費量の削減が期待される。
引用元:GitHub