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AWS(米Amazonのクラウドコンピューティングサービス)は、フルマネージド生成AIサービス「Amazon Bedrock」において、オーストラリアの2拠点(アジアパシフィック・シドニー ap-southeast-2 およびメルボルン ap-southeast-4 リージョン)からOpenAI(米国サンフランシスコのAI研究開発企業)の最先端基盤モデル群「GPT-5.6」シリーズをグローバルクロスリージョン推論経由で利用可能にしたと発表した。

提供されるモデルは、OpenAIの「GPT-5.6 Sol」「GPT-5.6 Terra」「GPT-5.6 Luna」の3モデルで、それぞれ以下の特徴を持つ。
全モデルがテキストおよび画像入力を受け付け、最大100万トークンの巨大なコンテキストウィンドウに対応する。利用者はAmazon Bedrock Runtimeエンドポイントを通じて、OpenAIのResponses APIやChat Completions API(/openai/v1互換)、ならびにBedrockネイティブのConverse APIから呼び出すことができる。AWS SigV4認証または一時APIキーに対応し、OpenAI公式SDKをそのまま利用可能となっている。
オーストラリアのシドニーおよびメルボルン拠点がクロスリージョン推論のエンドポイントとして整備されたことは、アジア太平洋地域におけるエンタープライズの選択肢を広げる。日本国内の企業がアジア近隣リージョンでAWSインフラを構築している場合でも、自社ネットワークに近い接続点からOpenAIモデルを安定調達できる経路が拡充された。また、プロンプトキャッシング(Prompt Caching)やAmazon CloudWatch連携によるトークン使用量監視が利用でき、運用コストの適正化を図りやすい。
クラウド大手による他社モデルの取り込みは一段と加速している。AWSは自社モデル「Titan」やAnthropicの「Claude」に加え、OpenAIの最先端フラッグシップモデルを世界各拠点からクロスリージョンで透過的に呼び出すインフラを整えつつある。開発者にとっては、単一のクラウド認証・監査基盤の上で主要モデルを自在に切り替えられる柔軟性がさらに高まるだろう。