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茨城県鹿嶋市は、米Anthropic(アンソロピック)の言語モデル「Claude Sonnet」を活用した市民向けAIチャットボットを導入し、本格運用を開始した。市の公式Webサイトの情報を検索拡張生成(RAG)で参照して回答を生成する仕組みにより、問い合わせ対応にかかる職員の作業時間を年間で約590時間削減できると見込んでいる。
鹿嶋市は2025年、内製化支援を手がけるセルプロモートと連携協定を締結し、市民窓口におけるAIチャットボットの実証実験(PoC)を実施した。
システムの仕組みと実証結果は以下の通りである。
また、同市は開発支援ツールの「Claude Code」を活用した運用体制の内製化にも着手している。
鹿嶋市役所では、本庁にかかってくる電話着信数が繁忙日には1日1000件程度に達する。定型的な問い合わせ対応をAIチャットボットへ移行することで、職員は個別対応や政策立案など人が担うべき中核業務へ注力可能となる。
| 項目 | 鹿嶋市の実装内容 |
|---|---|
| 利用モデル | Anthropic Claude Sonnet |
| 参照ソース | 鹿嶋市公式Webサイト(週1回クローリング) |
| 構築基盤 | Voiceflow(ノーコード連携)+ RAG |
| 実証評価 | 利用者の83%が「役に立った」と回答 |
| 削減見込み | 年間約590時間 |
庁内他部門の個別手続き業務への連携拡大や、Claude Codeを用いた内製アプリの追加リリース時期については順次検証中とされている。
専門IT人材が不足しがちな地方自治体において、高精度な外部LLMとノーコード・RAGを組み合わせ、迅速に市民窓口を自動化した事例として注目される。ベンダー依存を抑えて内製運用を進める手法は、全国の自治体における窓口DXの現実的なモデルケースになるとみられる。
引用元:@IT