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AIエンジニア兼研究者のルイス・エイブラハム(Louis Abraham)氏は、GitHub上のプルリクエスト(PR)約46万件を分析し、ClaudeなどのAIが頻繁に使う特定語彙が開発者の文章に急速に浸透している実態を明らかにした。公開された調査プロジェクトによると、2026年に入りAI特有の語彙パターンを含むPRが急増し、人間が作成したとみられるPR全体の40%以上を占める規模に達している。

エイブラハム氏は2025年1月以降の595日間にわたり、1日あたり約1,000件のGitHubプルリクエストを収集して分析した。ボットやAIによる明記アカウントを除外したうえで、50以上のアカウントで使われた語彙を基に10個の語彙クラスターに分類している。
その結果、2026年に入ってから1つの特定クラスターが急伸し、直近では全体の4割以上を占めるに至った。このクラスターで特に顕著なのが、AIモデル(特にClaude(Anthropicが開発する大規模言語モデル))が多用する言い回しである。
今回の調査で重要な点は、ボットアカウントを除外した「人間名義のPR」においてこれらの語彙が急増している点である。この現象には2つの背景が考えられる。
Hacker News等の開発者コミュニティでも「人間側がLLMの言語的癖を身につけつつあるのではないか」と議論されており、AIが単なるツールを超えて人間の言語文化にフィードバックを与えている兆候として注目される。
コーディングAIの普及に伴い、PRの作成効率は大幅に向上した。一方で、AI特有の紋切り型の表現が過度に増えることで、開発者間の真の意図伝達やレビュー品質にどのような影響を及ぼすかが今後の課題となる。AI生成テキストの普及と自然な人間コミュニケーションのバランスについて、開発現場での議論が深まりそうだ。
引用元:GIGAZINE