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AI回答エンジン大手のPerplexityは、ウェルステック企業のFlanksと提携し、欧州700以上の金融機関にまたがる規制対象のポートフォリオデータをPerplexityの金融AIツールに統合したと発表しました。
従来の個人投資家向けブローカー連携とは異なり、今回の提携はプライベートバンクやファミリーオフィス、資産運用会社向けの厳格に規制された金融データを対象としています。
Flanksはスペイン銀行の認可を受けた口座情報サービスプロバイダー(AISP)であり、欧州中央銀行の監督下で運営されています。世界33カ国で月間820万件以上のポートフォリオ(資産規模430億ユーロ超)を処理し、SOC 2 Type IIおよびSOC 3認証を取得しています。
FlanksのCEO兼共同創業者であるJoaquim de la Cruz氏は、金融アドバイザーが保管機関やスプレッドシート間で断片化したデータに直面しており、信頼できる唯一のデータ基盤(SSOT)の欠如がAI活用の最大の障壁になっていたと指摘しています。
| 項目 | 従来のリテール連携 | 今回のFlanks連携 |
|---|---|---|
| 主な対象 | 個人投資家 | プライベートバンク、ファミリーオフィス、資産管理者 |
| データ範囲 | 一般的な証券口座データ | 欧州700機関超の規制対象マルチバンク資産 |
| セキュリティ基準 | 一般API連携 | AISP認可・SOC 2/3認証・欧州規制準拠 |
| AI機能連携 | 基本的な検索・要約 | Perplexity Computerによる分析・レポート自動化 |
日本国内の金融機関やウェルスマネジメント事業者への提供開始時期、および日本語環境でのポートフォリオ照会対応については現時点で明らかにされていません。
月間15億件以上の質問を処理するPerplexityが、汎用検索から高度な専門金融データへの垂直統合を加速させています。厳格なコンプライアンスが求められる金融アドバイザリー業務において、規制認可を受けたデータレイヤーとAIエージェントの結合は、エンタープライズAIの実用化を推進する重要なステップとなります。