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米Microsoft傘下のGitHub(ソフトウェア開発プラットフォーム)は、Azure DevOpsのソースコード管理機能「Azure Repos」において、AIによるコード査読機能「GitHub Copilot Code Review」のパブリックプレビューを開始しました。事前登録によるアーリーアクセス期間が終了し、すべてのAzure DevOps利用組織で同機能を直接有効化して利用できるようになります。

今回のパブリックプレビュー提供にあたり、テクニカルプレビュー時のフィードバックを反映した複数のエンタープライズ向け機能が追加されました。
| 機能 | 概要 | 対象スコープ |
|---|---|---|
| 段階的な導入制御 | 組織・プロジェクト・個別リポジトリの各階層で有効/無効を設定可能 | 組織/プロジェクト/リポジトリ |
| カスタム指示(Custom Instructions) | チーム固有のコーディング規約や設計ルールをAIに遵守させる | 組織/プロジェクト/リポジトリ/特定パス |
| Managed DevOps Pools連携 | レビュー実行基盤として専用のマネージドエージェントプールを指定可能 | 組織全体 |
| ブランチポリシー自動レビュー | プルリクエスト作成時(ドラフトPR含む)に自動でAIレビューを実行 | プロジェクト/リポジトリ |
| プロジェクト単位のコスト追跡 | Azureタグ連携により、チーム別の利用コスト集計と予算アラートを設定可能 | Azure Cost Management |
プルリクエスト作成時に自動でCopilotがコードを検査するブランチポリシー設定により、開発者が手動でレビューを依頼する手間を省けます。下書き段階のドラフトプルリクエストにも対応しており、本レビュー前の初期フィードバック取得に活用できます。
また、独自のコーディング規約を反映できる「カスタム指示」は、特定のリポジトリ内の一部ディレクトリ(パス)に限定した適用も可能です。これにより、フロントエンドとバックエンドで異なる規約を1つのリポジトリ内で使い分けるといった運用が容易になります。
利用料金はリンクされたAzureサブスクリプションを通じて請求され、Azure Cost Management内に専用メーターとして表示されます。プロジェクトタグに対応したことで、どの開発チームがどれだけのレビューコストを消費したかを可視化できるようになりました。
なお、実行環境に関しては以下の制約と提供予定機能が明示されています。
これまでGitHub上のリポジトリに先行提供されていたCopilotのコードレビュー機能がAzure Reposに拡張されたことで、既存のAzure DevOps環境を維持したままAI支援の品質管理体制を構築できるようになりました。
特に、Managed DevOps Pools対応やプロジェクト単位のタグ別コスト管理、予算アラート機能は、厳格なセキュリティ要件や予実管理が求められるエンタープライズ企業にとって導入のハードルを大きく下げる要素とみられます。ロールアウトは地域ごとに順次実施され、全組織への展開完了まで2〜3週間程度を要する見込みです。