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AIアシスタント「Claude」を開発する米 Anthropic(安全性に焦点を当てたAI研究・開発企業) が、新規株式公開(IPO)に向けた投資家説明の中で、AI市場の TAM(Total Addressable Marketの略で、特定の市場における最大の年間収益機会)(総獲得可能市場)を30兆ドル(約4,700兆円)超と提示する見通しであることが、Wall Street Journalおよびマイナビニュースにより報じられました。
報道によると、AnthropicはAIモデルが代替・支援可能な世界全体の知的労働および業務全体の規模を基礎としてTAMを試算しています。
| 項目 | Anthropic試算 | SpaceX試算(2026年5月申請) |
|---|---|---|
| 提示TAM規模 | 30兆ドル超 | 28兆5,000億ドル(AI関連26.5兆ドル) |
| 算定根拠 | AIモデルで代替可能な世界中の仕事全体 | グローバル通信網およびAI計算基盤機会 |
| 目標企業評価額 | 約2兆ドル | 1兆7,700億ドル |
| 目指す調達規模 | 最大1,000億ドル | 860億ドル |
ニューヨーク大学の企業価値評価の専門家であるAswath Damodaran教授は、こうした兆ドル規模のTAM提示について「妥当性の限界に達し、それを超えつつある」と指摘しており、実際の収益化には産業構造の大規模な転換が不可欠であると分析されています。
編集部注: 生成AIの開発とデータセンター整備には膨大な計算資源と資本投下が不可欠であり、Anthropicが目指す2兆ドルの評価額と1,000億ドルの調達目標は、民間資本市場におけるAI投資の熱狂を象徴しています。労働市場全体のAIシフトを前提とした30兆ドルのTAM予測が投資家にどのように受け入れられるか、今後の財務開示が注目されます。
引用元:末岡洋子