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米テネシー州メンフィス市議会は、SpaceXAI(イーロン・マスク氏率いるAI企業(旧xAI)) を含むデータセンターの新規建設および既存施設拡張を12カ月間一時停止(モラトリアム)する条例案の審議を本格的に開始しました。
メンフィス地域では、旧xAIによる大規模データセンター「Colossus」の稼働以降、電力供給の逼迫や大気汚染、地下水消費を巡る地域住民との対立が続いていました。SpaceXAIは現在同地域で3つのデータセンターを運用しています。
市議会の委員会を通過した本条例案は、データセンターの禁止ではなく「一時停止」と位置づけられており、以下の基準策定に向けた12カ月の猶予期間を設けることを目的としています。
環境保護団体「Protect Our Aquifer(POA)」は本条例案を歓迎し、「これは産業への断罪ではなく、過去2年間欠落していたルールを制定するための12カ月である」と支持を表明しました。また、Colossusの水リサイクル施設完成スケジュールの開示を求めています。
一方で、企業誘致を推進してきたグレーター・メンフィス商工会議所(Greater Memphis Chamber)は、「メンフィスのインフラ優位性を損ない、都市の競争力を低下させる」として市議会に反対票を投じるよう要請しています。
テネシー州のデビッドソン郡やノックス郡をはじめ、全米の各自治体でデータセンター建設モラトリアムの動きが相次いでいます。AIモデルの学習・推論に必要な電力と水資源の急増に対し、地域インフラの受容限界と環境保護の調和が世界的な課題となっています。
引用元:Memphis Flyer