AI関連の最新ニュースをピックアップ
国内マーケティングリサーチ大手のMM総研(ICT分野専門の日本の調査研究機関)は、国内折りたたみスマートフォン市場の動向と中期予測を発表した。Appleが噂される「折りたたみiPhone(Foldable iPhone)」を参入させた場合、国内出荷台数は一気に従来の2.3倍に跳ね上がると試算されている。
MM総研の予測レポートによると、日本国内における折りたたみスマートフォンの出荷台数は、現在SamsungやGoogle、MotorolaなどのAndroid陣営を中心に推移しているが、スマートフォン市場全体に占める割合は数パーセントにとどまっている。
しかし、Appleが2026年後半から2027年にかけて折りたたみディスプレイ搭載のiPhoneを発売した場合、高いブランドシェアと買い替え需要に下支えされ、市場規模は現在の年間約65万台規模から年間150万台超(2.3倍)へと急速拡大する見込みだ。
| 年度 | 従来予測(Apple参入なし) | Apple参入シナリオ出荷台数 | 市場拡大倍率 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 約58万台 | 約58万台 | 1.0倍 |
| 2026年度 | 約70万台 | 約115万台 | 1.64倍 |
| 2027年度 | 約85万台 | 約195万台 | 2.29倍 |
日本市場は世界的に見てもiPhoneのシェアが過半数を占める特異な市場である。折りたたみ端末に関心を持ちつつも「iOSから乗り換えたくない」と感じていた層が一斉に参入することが大増産の引き金となる。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルなどの国内通信キャリアにとっても、高価格帯の折りたたみiPhoneは端末単価とARPU(1ユーザーあたりの平均売上)を向上させる絶好の機会となる。キャリア各社は残価設定型ローンの設定価格や下取りプログラムの準備を進める必要がある。
Appleからの正式な製品発表は未だ行われておらず、縦折り(フリップ型)か横折り(ブック型)か、あるいは折り目(ヒンジ部)の平坦化技術に関する最終決定仕様は未公開である。
編集部注: 折りたたみ端末の普及における最大の障壁は「価格の高さ」と「耐久性への懸念」であった。Appleがこれらの課題をどのように解決し、既存のiPadやiPhone標準モデルとの差別化を図るのかが、国内市場のみならずグローバル市場の成否を分けるポイントとなる。
引用元:ITmedia Mobile