AI関連の最新ニュースをピックアップ
Appleは2026年8月12日、iOS 27、iPadOS 27、およびmacOS 27(開発コード名: Golden Gate)のPublic Beta 3を公開しました。今回のアップデートにおける最大の目玉は、Siri AI(AppleのOSレベル統合型人工知能エージェント)の機能拡張であり、単なる音声アシスタントからシステムレベルのAIエージェントへの本格的な移行が図られています。
Public Beta 3で導入されたSiri AIの主な新機能および改善点は以下の通りです。
Command + Space のショートカットキーで起動する専用のフローティングアプリとして刷新されました。Siri AI機能の強化に加え、macOS Golden Gate Public Beta 3ではシステムアプリケーション全体のウィンドウ角丸デザインの標準化や、Liquid Glassの透明度を制御できるユーザー設定など、UIの細やかな洗練が行われています。
なお、高度なSiri AI機能を完全に活用するためのハードウェア要件として、iPhoneやiPadでは A17 Pro(Appleが開発した3nmプロセスの高性能SoC) 以降のチップ、MacおよびiPadではMシリーズの Apple Silicon(Appleが独自設計するARMベースプロセッサ) を搭載し、かつ最低12GB以上のRAMを搭載したデバイスが指定されています。
現時点ではパブリックベータ版としての提供であるため、日本語環境におけるSiri AIの画面理解の精度やパーソナルコンテキスト検索の対応言語範囲については未確定な点が多く残されています。また、12GB以上のRAMを要するハードウェア制約により、旧型のモデルを所有するユーザーは一部機能が制限される可能性が高いため、正式リリースに向けた動作対応モデルの発表が注視されます。
AppleがSiriをOS深くへと統合し、マルチアプリのアクション実行や画面理解を標準提供することは、モバイルおよびデスクトップOSにおけるAIエージェントの決定的な標準化を意味します。ユーザーが個別アプリの操作手順を意識せず、自然言語による目的指示のみでタスクを完了できる環境の整備は、オペレーティングシステムの使い勝手を根本から変える転換点になるとみられます。
引用元:MacRumors