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米SpaceXは、2026年6月の新規株式公開(IPO)後初となる第2四半期(4〜6月期)決算を発表しました。売上高は前年同期比92%増の78億1,400万ドル(約1.15兆円)と大幅増収を達成。純損失も5億4,100万ドルへと前年同期(10億8,000万ドル赤字)から大きく縮小・改善しました。イーロン・マスクCEOは会見で、年商1兆ドル達成の社内予測を従来の2031年から2030年へと前倒ししたことを明らかにしました。
全事業の中で最も成長を牽引したのが、2月にxAIを合併して成立したAIセグメントです。AI部門の売上高は前年比247%増の25億6,100万ドルを記録。新規に締結した大型クラウドサービス契約(累計141億ドル)が寄与しました。
AI部門の主な進捗・実績は以下の通りです。
事業セグメント別の詳細実績でも、宇宙インフラと通信の両軸で順調な伸びが確認されています。
| セグメント | 売上高 | 前年比 | 主なハイライトと運用実績 |
|---|---|---|---|
| AIセグメント | 25億6,100万ドル | +247% | クラウド新規契約(計141億ドル)、計算資源1.4GW |
| 通信(Starlink) | 42億9,100万ドル | +66% | 加入者1,200万人(2倍)。ソフトバンク・ドコモ・米宇宙軍提携 |
| 宇宙輸送(Rocket) | 9億6,200万ドル | +29% | Starship V3 Flight 13で無傷の耐熱シールド・エンジン再着火達成 |
Starlink分野では、ソフトバンクやNTTドコモとの「Starlink Mobile」提携や米宇宙軍向け「Starshield」60億ドル超の複数年契約が成長を支えています。
Webcastに登壇したマスクCEOは、CFOによる「年末までに年換算売上1,000億ドル到達」の説明に対し、「特段何もしなくても到達する水準」と自信をみせ、年商1兆ドルの目標時期を2030年に前倒ししたことを明らかにしました。また「Starlinkが10年以内に世界中のインターネットトラフィックの過半数を供給する可能性がある」とも述べました。
日本国内の通信・AI業界にとっても、ロケット打ち上げから衛星通信網、AIデータセンターおよび基盤モデル開発までを単一の垂直統合エコシステムとして急速拡大させるSpaceXの動向は、次世代インフラ戦略を構築する上で最大のベンチマークとなります。
引用元:ITmedia NEWS