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SpaceXは2026年第2四半期の決算発表を行いました。売上高は78億ドルに達し市場予想を上回ったものの、人工知能(AI)分野への設備投資額(CapEx)が前四半期の2倍以上となる158億ドルに急増したことが判明し、投資家の間で費用回収への警戒感が広がり株価は前日比8%安(115.27ドル)へ下落しました。
SpaceXの発表によると、当四半期の売上高は主力であるStarlink衛星通信事業の成長により前年を上回る78億ドルを達成し、純損失も前年同期の10億ドルから5億4,100万ドルへ縮小しました。
しかし、投資家の関心は同社が進めるAIインフラへの大規模投資に集中しました。期間中の全設備投資額184億ドルのうち、86%にあたる158億ドルがAIインフラ構築に投じられていました。
| 財務指標(2026年第2四半期) | 実績値 | 前年同期 / 前四半期比較 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 78億ドル | 市場予想超過 | Starlink衛星事業が牽引 |
| 純損益 | 5億4,100万ドル赤字 | 前年同期(10億ドル赤字)から縮小 | 収益性は改善傾向 |
| AI関連設備投資(CapEx) | 158億ドル | 前四半期比2倍超 | 全設備投資184億ドルの86% |
| 株価反応 | 115.27ドル(-8%) | 10.06ドル下落 | 1.5兆ドル評価額への警戒感 |
電話会見にてイーロン・マスクCEOは、Grok 4.5モデルの進化に触れつつ「我々は誰よりも速くスケールしたAI計算能力を構築している」と強調しました。さらに早ければ来年(2027年)にも軌道上(宇宙)データセンターの打上げを開始する構想を提示しました。
これに対し、投資調査会社New ConstructsのDavid Trainer CEOは「すべてのIT企業が競うように巨額のAI投資を行っているが、全員が勝者になれるわけではない」と懸念を表明。フロリダ大学のJay Ritter教授も、地上データセンター市場の競争激化や宇宙データセンター構想の実現性について投資家が慎重な姿勢を強めていると分析しています。
さらに、決算直後に最大9億1,150万株の株式売却制限(ロックアップ)が解除されるため、初期投資家やインサイダーによる売却に伴う短期的下落圧力も指摘されています。
宇宙航空企業としての本業(ロケット打ち上げ・Starlink)で確固たる収益を上げつつも、AIインフラ企業としての1.5兆ドル評価額を正当化できるか、SpaceXのAI戦略と宇宙データセンター展開の具体化が注目されます。
引用元:CBS News