Google(ウェブ検索やAI開発などを手がけるIT大手)は、検索サービスに搭載されている「AIモード」において、ユーザーがよく利用する外部のサードパーティ製アプリやサービスと直接かつ安全に連携できる新機能を開発し、米国向けに提供を開始しました。これにより、検索結果の画面から離れることなく、買い物リストへの商品追加やデザイン作成、音楽プレイリストの作成・再生といった多様なアクションをシームレスに行うことが可能になります。

引用元:ケータイ Watch
買い物からデザイン、音楽作成まで検索AIからシームレスに実行可能に
今回の機能拡張により、検索のAIアシスタントに対する一つの指示から、外部サービスを巻き込んだ複雑なワークフローを完結させられるようになりました。発表された主な連携例は以下の通りです。
- ショッピングカートへの自動追加: 「バーベキューに必要な材料をすべて洗い出して、買い物カートに追加して」と頼むと、AIが検索結果から必要な食材を割り出し、提携している外部ECサービスのカートへ直接追加します。ユーザーはそのまま数タップするだけで決済まで終えることができます。
- Canvaによるデザインテンプレート作成: デザイン制作ツール「Canva」と連携し、検索AIに対して「特定のテーマに沿ったチラシのテンプレートを作って」と指示するだけで、検索画面から直接テンプレートの作成依頼を送ることができます。
- YouTube Musicでのプレイリスト作成: 用途や気分に合わせた音楽プレイリストの作成を依頼すると、AIが曲を選定してプレイリストを構築し、そのまま保存やストリーミング再生をシームレスに行うことができます。
独自価値:日本国内への導入時期と開発者への影響
今回の発表は、現時点では米国での先行提供となっています。
- 日本語対応と国内展開への期待: 日本におけるサービス開始時期、および国内のローカルECサイトやアプリとの連携仕様についての詳細は、現時点では未発表(未確認事項)です。
- 日本のEC・サービス事業者への影響: Google検索は日本で非常に高いシェアを持っているため、日本語版の提供が始まれば、日本の事業者が提供するECサイトやウェブサービスを「Google検索のAIモード」にどのように対応させるかが重要な課題となります。検索からのトラフィック流入モデルから、検索結果内でのトランザクション完結モデルへとシフトするため、APIの対応準備などを視野に入れる必要があります。
情報を探す場所から「その場で行動を完結させる」プラットフォームへ
編集部注:従来のインターネット検索は「キーワードを入力して関連するウェブサイトへのリンクを探し、そのサイトへユーザーを送る」役割でした。しかし、AIモードと外部アプリの連携強化によって、ユーザーは検索画面という一枚のインターフェース上で決済や創作などの「アクション」を完結できるようになります。これは、OpenAIなどの対話型AIが「GPTs」や各種プラグインで目指している「AIエージェントによるタスクの代行実行」に対する、Google検索としての直接的かつ強力なアプローチと言えるでしょう。
出典元:ケータイ Watch (Impress)。
引用元:ケータイ Watch