AI関連の最新ニュースをピックアップ
OpenAIは、ChatGPTのパーソナライズ機能である「カスタム指示(Custom Instructions。ユーザーの背景や好みの回答スタイルをあらかじめ設定しておく機能)」の文字数上限を、これまでの1,500文字から5,000文字へと大幅に引き上げました。このアップデートは、Plus、Pro、Enterprise、Business、およびEducationプランの有料ユーザーを対象にグローバルで展開されます。
今回の文字数上限の引き上げにより、ユーザーはChatGPTの応答スタイルや振る舞いについて,より詳細な指示や複雑なコンテキストを記述できるようになります。従来は1,500文字の制限により、指示を凝縮する必要がありましたが、5,000文字への拡張で柔軟性が大幅に向上しました。
また、OpenAIはこれに先立ち、チャット履歴、プロジェクト、画像、アップロードされたドキュメントを横断して検索できる新しい検索機能もロールアウトしています。この検索機能は、Web版およびiOS/Androidアプリのすべてのアカウントプラン(無料版を含む)でグローバルに利用可能です。サイドバーから一括で検索を開始でき、フィルター機能を用いてコンテンツタイプを絞り込むこともできます。
さらに、欧州経済領域(EEA)において、WhatsAppでのChatGPT利用が再開されました。ユーザーはアカウント登録なしで、認証済みの連絡先(+1-800-242-8478)を通じてテキスト送信,画像アップロード,音声メモの送信,画像生成などを多言語で利用できます。
| 機能 | 変更内容 | 対象ユーザー |
|---|---|---|
| カスタム指示 | 上限を1,500文字から5,000文字に拡張 | 有料プラン(Plus, Pro, Enterprise, Business, Edu) |
| 横断検索 | チャット、プロジェクト、ファイル、画像の統合検索 | 全ユーザー(無料プラン含む) |
| WhatsApp連携 | EEA地域でのサービス再開 | EEAのWhatsAppユーザー(アカウント連携は任意) |
日本のユーザーにとって、カスタム指示の5,000文字化は、長文のコーディング規約や業務マニュアル、特定の文体テンプレートをそのまま流し込んで指示できるため、業務効率化に直結する変更です。また、これまで利用制限がかかっていたチャット検索の強化も、過去のログを頻繁に参照するヘビーユーザーにとって実用的なアップデートと言えます。
今回のアクティビティは、自律型エージェント「ChatGPT Work」やコーディング支援「Codex」といった高機能ツールへユーザーを誘導するための、基礎的なUX(ユーザー体験)の底上げとみられます。特にカスタム指示の文字数拡張は、パーソナライズされたプロンプトエンジニアリングの幅を広げ、ユーザーが自前の「簡易エージェント」を構築する上での強力な基盤となるでしょう。