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富士通株式会社は、NVIDIAの次世代GPUアーキテクチャ「Rubin(ルビン)」を搭載可能な、国内製造の新しいハイエンドAIサーバを2026年秋から製造開始すると発表しました。データの安全な管理を重視する「ソブリンAI(自国の法規制や安全基準に従ってデータやインフラを自国で管理する主権AI)」への企業の関心が高まる中、国内工場での一貫生産によるセキュリティの透明性を強みに、インフラ需要を獲得する狙いです。
富士通は2026年7月14日、メディア向け見学会において、自社で基板設計から製造までを一貫して手がけるAIサーバ事業の展開を明らかにしました。
現在提供されている「PRIMERGY GX2550 M8s」(2026年3月提供開始)は、4UサイズのラックサーバにIntelの最新「Performanceコア搭載 Intel Xeon 6 プロセッサ 6900シリーズ」を2基、NVIDIAの「Blackwell」世代GPUである「NVIDIA HGX B300」を最大8基搭載可能な仕様となっています。

今秋に製造を開始する新モデルでは、Blackwell世代の次にあたる最新アーキテクチャ「Rubin」に対応します。これらのサーバはすべて、スーパーコンピュータ「富岳」の製造も手がけた富士通グループの笠島工場(石川県かほく市)で生産されます。プリント基板の組み立てからファームウェアの書き込み、装置全体の最終アセンブリまでを国内で一貫して行うことで、製造プロセス中に悪意ある第三者によってバックドア(不正アクセスのためにシステムに仕込まれる秘密の侵入口)が設置されたり、ファームウェアが改ざんされたりするサプライチェーン攻撃のリスクを完全に排除しています。
この国産AIサーバの登場は、経済安全保障や機密データの漏えいを懸念してパブリッククラウドの利用を控えていた日本の官公庁や金融、医療、製造業にとって、きわめて有力なインフラ選択肢となります。
さらに富士通は、インターネットとの接続を一切必要としない、機密情報漏えいを完全に防ぐオンプレミス向け生成AI基盤「Private AI Platform on PRIMERGY」を Readyモデル(すぐに使える構築済み構成)として1,000万円のエントリー構成から提供しています。これまで「AIを使いたいが、データは一切社外に出せない」と断念していた日本の製造業や研究開発部門にとって、ソブリンAIを国内の製造拠点かつ日本語のサポート体制で安価に、精度高く、そして迅速に導入可能となることは大きな実用的メリットです。
NVIDIA製GPUの調達難や部材価格の激しい変動が世界的な課題となる中、富士通が独自の安定調達ルートを継続的に開拓し、国内生産をアピールすることは市場で非常に強い差別化要因となります。ソブリンAI関連製品は2025年度時点で国内58社に導入されており、2026年度にはすでに約200社からの引き合いがきていると明かされました。今後、自社独自のAI環境を構築したい日本のエンタープライズ市場において、富士通の「メイドインジャパン」ブランドによる信頼性が、インフラ導入をさらに押し進める重要なファクターとなるでしょう。

MONOist
富士通がNVIDIA「Rubin」対応の国産AIサーバを今秋製造へ ソブリン需要に対応
富士通は、ソブリンAIの需要に応える国産ハイエンドAIサーバやオンプレミス向け生成AI基盤を公開した。国内工場での一貫生産が特徴だ。
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2607/15/news045.html

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富士通がNVIDIA「Rubin」対応の国産AIサーバを今秋製造へ ソブリン需要に対応
富士通は、ソブリンAIの需要に応える国産ハイエンドAIサーバやオンプレミス向け生成AI基盤を公開した。国内工場での一貫生産が特徴だ。
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2607/15/news045_2.html