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エヌビディアは、通信業界における最新のAI動向をまとめたレポート「通信業界におけるAI活用状況:2026年トレンド調査」を公開しました。世界1,000社以上の通信事業者やシステムインテグレーター(SIer、情報システムの設計・導入を担う事業者)らを対象とした今回の調査から、通信業界におけるAI導入が評価・実証の段階を超え、本格運用および拡張の段階へ移行する「転換点」を迎えていることが明らかになりました。
調査結果によると、回答企業の66%がAIを積極的に業務に活用していると回答しました。特に注目すべきは、これまで最重視されてきた「顧客体験・サポート」を抑え、「ネットワーク自動化」がAI投資・導入・ROI(投資した資金に対して得られる利益の割合、投資利益率)の全分野においてトップに立った点です。
AI導入の成果として、回答企業の90%が年間収益の増加を報告し、同様に90%が年間コストの削減に貢献したと回答しています。これらの具体的な経済的成果を背景に、回答企業の89%が「今後12カ月間でAIに関する予算を増やす」と答えており、さらなる投資拡大の意欲が示されています。
レポートでは、通常の生成AIやエージェント型AI(自律的にタスクを推論して実行するAI)の導入だけでなく、AI-RAN(AI技術を統合した次世代無線アクセスネットワーク技術)や6G(第6世代移動通信システム)を見据えたAIネイティブネットワーク、エッジAI推論など、ネットワークインフラそのものを高度化させるアプローチについて論じられています。
通信業界におけるAIの役割は、従来の業務効率化ツールから、ネットワーク運用自体の自動化や新たな収益源の創出を担う「コア技術」へと進化しつつあります。今後、通信キャリア(通信事業者)各社によるAIインフラへの投資はさらに加速し、より堅牢で効率的な次世代ネットワークの構築が進むと見られます。
引用元:BUSINESS NETWORK