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Meta Platforms(メタ・プラットフォームズ)の株価が2026年7月10日, 前日の終値から一時4%以上値上がりしました。これは、新型AIモデル「Muse Spark 1.1」のリリースに伴うAI事業への期待感や、Nvidia(エヌビディア)への依存度を下げるための自社開発AIチップ「Iris」の量産計画が好感されたためです。その一方で、欧州委員会(EC)によるInstagramやFacebookの中毒性に関する規制警告といった課題も浮き彫りになっています。
Metaは、Nvidia製のGPU(画像処理半導体)への依存度を抑え、コスト削減を図るため、Broadcom(ブロードコム)と共同設計した独自AIチップ「Iris」を2026年9月からTSMC(台湾積体電路製造)の製造ラインにて量産開始する計画です。同社は今年、カナダのアルバータ州に90億ドルを投じた大規模データセンターを建設するなど、約1450億ドルに上る巨額のAIインフラ投資を予定しています。
ポジティブなAI事業の動きがある一方で、欧州委員会は同日、InstagramやFacebookの「無限スクロール(画面がスクロールし続ける仕組み)」や「自動再生」などの機能が「中毒性のある設計」であり、若年層の健康リスクに配慮していないとして、デジタルサービス法(DSA)違反の予備判断を下しました。対応が不十分な場合、グローバル年間売上の最大6%に及ぶ巨額の罰金が課されるリスクがあります。
市場は現在、Metaの積極的なAI事業展開がもたらす収益化のスピードと、欧州連合(EU)の厳しい法的規制リスクに伴うコストの双方を天秤にかけています。インフラ投資の果実である「Muse Spark 1.1」などの技術進歩が、今後規制によるマイナス影響をどのように相殺していくかが注視されています。
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