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NAVER Cloudは、フランスの著名なAIスタートアップであるMistral AIと戦略的提携を結び、世界各国の製造現場へ向けた「ソブリンAI(データ主権を確保し自国の規制等に準拠する形で運用するAI)」ソリューションの提供を開始すると発表した。両社は2026年7月7日、京畿道城南市のNAVER本社にて調達に関する合意書に調印した。この取り組みは、米国巨大IT企業(ビッグテック)が圧倒的なシェアを持つAI市場に対し、第3国地域の主要 AI プレイヤー同士が協力して対抗する姿勢を示すものである。
今回の提携により、両社はデータ漏洩や機密情報の社外流出に極めて厳しい安全基準を求める欧州およびアジアの製造企業に対して、最適化されたソリューションの構築を行う。Mistral AIはすでにAirbusやBMW、ASMLなどの大手欧州製造企業と連携し、産業特有の高度なAIモデル開発実績を有している。この技術基盤と、NAVER Cloudのアジア地域における実績を組み合わせ、製造現場での業務改革を推進する。
最初の具体的なマイルストーンとして、Mistral AIが欧州で実証済みの「リアルタイム品質異常検出」や「部品選定プロセスの最適化」などのAIモデルを、韓国の製造企業の環境に適合させることが挙げられる。NAVER Cloudは韓国国内に強固なAIデータセンターインフラを保有し、Mistral AIは欧州での拠点を持つことから、双方のクラウド環境を相互補完的に利用して、各地域のデータ規制要件をクリアしたAI基盤を稼働させる。
NAVER CloudとMistral AIによる提携は、自国のデータ管理権を他国のプラットフォームに委ねない「データソブリン」の重要性が叫ばれる昨今のグローバル規制トレンドを捉えたものと見られる。製造業におけるAIコパイロット(補助役となる支援ツール)導入が進む中で、米中以外の地域で生み出されたインフラやAI技術を組み合わせた独自のソリューションが、どの程度グローバル企業の選択肢として定着するかが今後の焦点となる。
引用元:매일경제