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シンガポールのSEO分析ツール企業「Ahrefs(エイチレフス)」は7月2日、ChatGPTやGoogleの「AIモード」「AIによる概要」、Perplexity、Copilotといった主要AIプラットフォームが日本国内で引用するドメインの最新ランキング(2026年7月版)を公開しました。今回の調査では、前回(2026年4月)に引き続きYouTubeが不動の首位を維持した一方、2位には前回5位の「note.com」が浮上し、前回2位だった「Wikipedia(ja.wikipedia.org)」が3位に後退するなど、引用元のエコシステムに変化が見られました。
Ahrefsは、AIに引用されやすいドメインの条件として、「日付つきの公式な一次情報を事実ベースで発信していること」「確かで権威性のある回答を持っていること」「実体験やリアルな評価が集まる場であること」の3点を挙げています。今回のランキングでは、Amebaブログ(前回7位から4位に上昇)やYahoo!知恵袋(前回圏外から5位)、比較サイトのマイベスト(前回圏外から8位)といった口コミ・Q&A・比較系サイトが一斉にランクインしました。
口コミ系サイトの順位上昇は、AIプラットフォームが公式サイトの解説文などの事実情報だけでなく、実際にサービスや製品を使った個人のリアルな声(体験談)を回答の生成プロセスに積極的に取り入れ始めたことを示しています。調査はAhrefsのデータに基づき、AIワークスペース「Letaido」を用いて実施され、一貫した順位の動きに焦点を当てて分析されています。
AI検索が回答内に直接情報を表示し、ユーザーが元のWebサイトに遷移しないゼロクリック検索が増加する中、コンテンツ発信者(パブリッシャー)へのアクセス流入の減少が世界的な課題となっています。Googleはこれに対抗し、SNSなどの体験談を回答に集約する機能や、AI検索への表示を拒否できるトグルのテスト、クリエイター向けの新機能「Search profiles(検索プロフィール)」の導入など、検索流入を保護するための対策を進めています。
Ahrefsによる今回の引用ランキングは、AI検索のソース選定における体験価値や個人の口コミの重要性が高まっていることを明確に示しています。メディア運営者や企業のマーケターにとって、今後のSEO(検索エンジン最適化)対策は、単なる事実の網羅にとどまらず、いかにリアルな実体験や評価を日付付きのデータとして公開し、AIに一次情報として認知させるかが極めて重要な差別化要因になると見られます。
引用元:ITmedia NEWS