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米マイクロソフト(Microsoft)は、コラボレーションツール「Microsoft Teams」において、会議中にAI機能(Meeting AI)をオン・オフにできるトグルスイッチを導入します。AI機能の自動要約やアシスタント機能が常時オンになることに対し、ユーザーから生じたプライバシーやセキュリティ上の懸念に対応した仕様変更です。

今回のアップデートにより、会議の主催者やプレゼンターは、通話中に「Meeting AI」の設定を切り替えられるようになります。対象となるのは、Copilot(コパイロット:AI支援アシスタント機能)、Facilitator(ファシリテーター:発言を分析し進行を支援する機能)、Intelligent recap(インテリジェント・リキャップ:自動要約機能)の3つで、個別にオン・オフを設定するか、すべてを一括でオフにすることが可能です。
特に最近発表された「Facilitator」は、会議の会話をリアルタイムで聞き取り、知識の補足や議論の整理を自動で行う非常に強力なツールです。しかし、プライバシー保護の限界やデータ保護の安全性を疑問視するユーザーからの強い反発があり、マイクロソフトはユーザーが制御できるオプトアウト(選択的排除)手段の提供を決定しました。
このトグル機能は、組織のIT管理者がポリシーでMeeting AIの利用を許可している場合にのみ利用可能となります。管理者がポリシーとしてAI機能を完全に無効化している場合にはトグル自体が表示されず、組織が定義するセキュリティ要件が最優先されます。
今回の仕様変更は、急速に進むAI機能の統合に対して利用者が抱く懸念に配慮した「妥協案」と言えます。この機能は2026年7月初旬より順次展開され、7月中旬までにWindows、macOS、モバイル、Web版を含むすべてのデバイスで利用可能になる予定です。