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米xAI(エックスエーアイ)の創設者であるイーロン・マスク氏は、同社の対話型AI「Grok(グロック)」に搭載されている画像および動画生成機能「Grok Imagine(グロック・イマジン)」の開発が正式に完了したことを明らかにしました。これにより、同社の主力AIモデルはマルチモーダル(画像や動画など複数形式のデータを処理する技術)の製品版へと本格的な移行を果たしたことになります。
Grok Imagineは2025年8月に機能が発表され、同年10月にベータ版としてiOSアプリ向けに先行公開されました。その後、Android版やヘビーユーザー向けへの展開が進み、現在はソーシャルメディア「X(旧Twitter)」のアプリに直接統合されています。マスク氏の「Grok Imagineは完了した(Done with Grok Imagine)」という発表は、ベータ版の試験期間を終え、プロダクトが正式なGA(一般提供)と同等の安定した稼働状態に達したことを示唆しています。
この機能は、xAI独自の画像生成AIモデルである「Aurora(オーロラ)」を基盤としています。7種類のアスペクト比に対応し、従来の画像生成AIで課題とされていた「画像内のテキスト(文字)を破綻なく正確に描くこと」に優れている点が強みです。また、静止画だけでなく短い動画の生成も同時にサポートしています。
Grokのマルチモーダル機能の開発完了は、競合するChatGPT(チャットGPT)やGemini(ジェミニ)に対する競争力を大幅に強化するものです。今後は、Xの一般ユーザー向けの公開範囲拡大や、完成した画像生成インフラを活用したさらなる新機能の追加など、xAIの次なるプロダクト戦略に注目が集まります。