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AIスタートアップのSakana AIは、タスクの難易度に応じて複数のAIモデルを使い分け・統合するマルチエージェントシステム「Sakana Fugu」の運用インフラに、米Google Cloudの「Gemini Enterprise Agent Platform」を採用した。グーグル・クラウド・ジャパンが2026年6月29日に事例記事を公開し、その具体的なインフラ構成が明らかになった。
Sakana Fuguには、推論速度に優れた「Fugu」と、高度な処理性能を持つ「Fugu Ultra」の2つのエディションが存在する。特に高性能版のFugu Ultraは、特定のタスク評価において、競合他社の最新モデルである「Claude Mythos Preview」や「Claude Fable 5」を上回るパフォーマンスを発揮するとされている。
Sakana AIは、同社の創業陣にGoogleやGoogle DeepMindの出身者が多いことによる自然な決定であることを示しつつ、Google Cloudのインフラとしての安定性や、複数モデルを連携・制御できるマネージドサービスの品質の高さが決め手になったとしている。
システムの設計は、フロントエンド層、中間処理層、モデル層の3層で構成されている。フロントエンドでは「Google Cloud Armor」や入力内容を保護する「Model Armor」を採用し、不正なインプットやDDoS攻撃を遮断する堅牢なセキュリティ対策が実装されている。
今回の全面採用は、複雑化するマルチエージェントシステムを実用に耐える形で社会実装する上で、Google Cloudのインフラとセキュリティ機能が強力な基盤となることを証明している。今後、自律型AIエージェントの開発や運用において、モデル自体の性能だけでなく、オーケストレーションとセキュリティを担うクラウドプラットフォームの役割が重要視される。
引用元:ITmedia AI+ | Google Cloud