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GitHubは現地時間2026年6月25日、同社のエンタープライズ向けクラウドサービス「GitHub Enterprise Cloud」において、コストセンター(利用部署ごとの予算管理単位)に「エンタープライズチーム(ユーザー組織)」をリソースとして追加できる新機能を発表しました。これまでチームごとに手動で管理していた利用コストの自動集計および割り当てが可能になり、大規模組織におけるクラウド利用料金の管理プロセスが大幅に簡素化されます。
今回の新機能の最大の特徴は、チーム構成員の変動に対する自動追従です。メンバーが手動で追加・削除された場合はもちろん、SCIM(IDプロバイダーとID情報を自動で同期する業界標準規格)を利用したIdP(認証システムを提供するIDプロバイダー)同期によってチームメンバーが自動更新された場合でも、コストセンターがチーム全体の利用状況をリアルタイムで再計算し、自動でコストを割り当て直します。これにより管理者がメンバー変更のたびに再設定する手間が一切なくなります。
企業がGitHub上でアクセス権限などを制御するために既に運用しているエンタープライズチームの構造を、そのまま請求やコストの割り当てに直接マッピングできます。これにより、実際の組織図や開発チームの構造と、経理・請求上のコストセンターの区分けを容易に一致させることが可能です。なお、予算や利用制限は各コストセンターに対して個別に設定され、チームの追加は純粋にメンバーおよびコストの管理目的として活用されます。
企業内の開発組織が拡大するにつれて、どの製品開発チームや部署がどれだけのクラウドリソースを消費しているか(コストの可視化)は、企業のガバナンスと予算管理において極めて重要な課題となっています。この機能はGitHub Enterprise Cloudのエンタープライズオーナーおよび請求担当者が対象となり、管理設定の「Billing and licensing」内にある「Cost centers」から有効化できます。本機能の提供により、大規模企業でのGitHub運用にかかる管理コストが削減され、クラウド予算管理の透明性が高まるものと見られます。