AI関連の最新ニュースをピックアップ
NVIDIAは、科学研究や高精度シミュレーション、データ分析、そして自律的なAI(エージェント)の時代を見据えて設計された次世代のラックスケールスーパーコンピューティングプラットフォーム「NVIDIA Vera Rubin(ヴェラ・ルービン)」を発表しました。本プラットフォームは、直接液冷式のアーキテクチャを採用しており、7エクサフロップスを超える科学分野向けAI性能と5ペタフロップスのネイティブ倍精度演算性能を備えています。
「Vera Rubin」は、高速インターコネクト技術「NVLink-C2C」を介して接続された新設計の「NVIDIA Rubin GPU」と「NVIDIA Vera CPU」を、ネットワークチップやDPUと液冷ラックパッケージに密に統合しています。この構成により、従来の数値シミュレーションの高速実行だけでなく、最先端の「科学分野向け基盤モデル」のトレーニング、さらに実験機器からのデータをリアルタイムで処理するエージェント機能の実現に必要な膨大なデータ転送能力を提供します。
この次世代インフラは、欧米の主要な研究機関への導入が決定されています。ドイツのライプニッツ・スーパーコンピューティング・センターが2027年稼働を目指す「Blue Lion」は、現在のシステムの約30倍の演算能力を提供します。また、米国のローレンス・バークレー国立研究所やロスアラモス国立研究所の次世代フラッグシップシステムでも採用が予定されています。
「NVIDIA Vera Rubin」は、ハードウェアからソフトウェアの「CUDA-X」ライブラリに至るまでフルスタックで構築され、今年第4四半期から液冷システムとして市場に投入されます。自律的なAIが科学的発見を推進する時代に向け、演算効率とシミュレーション性能を極限まで高めたこのインフラは、世界レベルの研究機関や企業のイノベーション速度をかつてないレベルへと押し上げる可能性をヘています。