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半導体大手のクアルコム(Qualcomm)が、AI開発のソフトウェアインフラを提供するスタートアップ企業モジュラー(Modular)の買収に向けて交渉を進めていることが明らかになりました。関係者によると、この買収取引における評価額は約40億ドル(約6,400億円)に達する見込みです。
モジュラーは、元グーグルのエンジニアであるクリス・ラトナー氏とティム・デイビス氏によって2022年に共同設立された企業です。AI開発における断片化したインフラの統合を目指し、異なるハードウェアやクラウドプラットフォーム間でAIアプリケーションをシームレスに展開・実行できる独自のソフトウェアインフラを開発しています。
同社は2023年9月に2億5,000万ドルの資金調達を実施し、その時点の評価額は16億ドルとなっていました。今回の買収交渉が合意に至れば、同社の評価額は2倍以上に跳ね上がることになります。クアルコムは近年、AIチップの製造・開発能力を大幅に拡張するための投資を加速させています。
モジュラーの買収が実現すれば、クアルコムはハードウェアだけでなく、AI開発に必要なソフトウェアレイヤーにおいても強固なインフラを手に入れることになります。特にモジュラーのマルチプラットフォーム対応ソフトウェアは、様々なデバイス向けにAI処理を提供するクアルコムのポートフォリオと高い親和性があります。