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Microsoftは「Build 2026」にて、イベント駆動型サーバーレスコンピューティング「Azure Functions」上でAIエージェントを構築・ホストできる新機能「Azure Functions serverless agents runtime」をパブリックプレビューで公開しました。AIエージェントの指示やツール接続を1つのMarkdownファイル(.agent.md)に集約して定義し、サーバーレスの利便性そのままにスケールゼロ・従量課金で運用できる画期的なプラットフォームです。
.agent.md本ランタイムの最大の特徴は、エージェントのプログラミングモデルとしてMarkdown形式を採用した点です。フロントマターのYAML部にエージェントの名前やタイマートリガー、HTTP、SQL、Teamsメッセージなどの各種トリガー設定を記述し、Markdown本文にシステムプロンプトや動作指示を記述します。これにより、ボイラープレートコードなしで自律型エージェントを記述できます。
Functions上で動作するエージェントは、Model Context Protocol (MCP) ツールサーバーのほか、Azure Container Apps(ACA)動的セッション経由のセーフサンドボックスコード実行、ブラウザ制御、そしてM365やSalesforceなどの1,400種類以上のコネクタカタログを利用可能です。運用コストは通常のAzure Functionsと同様の実行課金のみで、エージェント専用の追加課金はなく、実行と実行の間は完全にスケールゼロとなります。
Azure Functionsが単なるデータ処理の関数実行環境から「サーバーレスAIエージェントの実行基盤」へと進化を遂げました。これにより、エージェント開発者はインフラのプロビジョニングや監視に頭を悩ませることなく、Markdownファイルを書くだけでセキュリティ監査、ニュース要約、システム運用といった多様なエージェントをデプロイできます。クラウドオートメーションの主役が「APIスクリプト」から「自律型AIエージェント」へとシフトする流れを決定づける動きです。