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2026年6月11日午後(現地時間)、Microsoftの対話型AIサービス「Microsoft Copilot」で大規模なシステム障害が発生しました。北米や欧州の企業ユーザーを中心に「ウェブサイトに接続できない」「応答が返らない」といった問題が発生し、障害報告サイト「Downdetector」では一時1万2,000件を超えるインシデントが報告されました。Microsoftはソフトウェア更新の不具合が原因であると特定し、プログラムの差し戻し(ロールバック)などを行うことで数時間後にサービスを全面復旧させました。
今回の障害は、現地時間6月11日午後のシステム更新における不具合が原因でした。Copilotのフロントエンドと「Azure OpenAI」などのAI基盤を繋ぐ「フェデレーション認証レイヤー(複数のシステム間でサインイン情報を共有する仕組み)」が切断され、ユーザーの「トークン交換(認証情報を一時的な鍵に変換する処理)」が拒否されました。この結果、接続を試みるアクセスが集中する過負荷状態が発生し、Web版の生産性ツールへのアクセスも含めて広範囲に影響が及びました。
Microsoft Copilotでは、6月1日に発生したAzureデータセンターの停電による障害に続き、6月だけで2度目の大規模障害となりました。Microsoft 365の2026年第1四半期の稼働率は99.526%と過去最低水準を記録しています。メールなどの既存サービスには「SLA(サービス品質保証。サービスの稼働率などを契約で約束する仕組み)」が設定されている一方、Copilotには同等の財務的な保証が存在しないため、信頼性への懸念から導入拡大を見合わせる大手企業も現れています。
AIツールが日常の業務インフラに深く組み込まれる中、今回の障害はAIの停止が業務停止に直結するリスクを改めて浮き彫りにしました。障害が発生してもユーザーにエラーが表示されない「サイレント障害」のリスクも指摘されており、企業側には独自の手順書(ランブック)整備が推奨されています。編集部注:AIサービスへの依存度が高まる今後は、クラウド型に頼るだけでなく、端末側でAIを動かすエッジAIとの併用といった対策の検討も進むと見られます。

The Sunday Guardian
Microsoft Copilotで一時的なシステム障害が発生、現在は全面復旧 - sundayguardianlive.com
Microsoft Copilot experienced a possible outage on Thursday, with thousands of users reporting issues. More than 4,500 users had reported problems with the platform around 2:03 PM PT, according to Downdetector.
https://sundayguardianlive.com/world/microsoft-copilot-outage-is-microsoft-copilot-down-users-reporting-of-issues-with-website-check-latest-update-downdetector-status-205299

Microsoft Copilot、6月だけで2度の大規模障害――エンタープライズ向けのSLA保護が不在のまま - 財経新聞
MicrosoftのAIアシスタント「Copilot」が2026年6月11日、今月2度目となる大規模な障害を起こし、北米・欧州の企業ユーザーの業務に支障をきたした。
https://www.zaikei.co.jp/article/20260613/856911.html