AI関連の最新ニュースをピックアップ
AIクラウド企業のNebiusは、英国および欧州のロボティクススタートアップを対象とする6ヶ月間のプログラム「Physical AI Living Lab」を発表しました。このプログラムは、シミュレーション、合成データ、アクセラレーテッド・コンピューティングなど、物理AI(Physical AI)開発に必要なツール群とインフラを初期段階の企業へ提供し、シミュレーションから実世界への配備を加速させることを目的としています。
物理AIの開発には大規模なシミュレーションや合成データ、およびそれに伴う膨大な計算資源が必要となりますが、多くの初期スタートアップにとってこれらを独自に確保することは困難です。
本プログラムは、NVIDIA Inceptionプログラムを経由して応募することができ、最初のコホートは2026年9月に開始されます。参加するスタートアップは、NVIDIA OSMO(ワークロードオーケストレーション)、NVIDIA Cosmos(世界基盤モデル)、NVIDIA Isaac SimおよびNVIDIA Isaac Lab(ロボットシミュレーションおよびトレーニング)などのNVIDIA技術群を、Nebiusのインフラ上で稼働させることができます。
最初のフェーズは、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPUを搭載したNebiusの英国インフラ上で実行され、参加企業はNebiusとNVIDIA双方のエンジニアから直接技術的な指導を受けることができます。
ロボティクス企業にとって、シミュレーションから実環境への移行段階におけるインフラとコンピューティング資源の確保は大きな課題となっています。NebiusとNVIDIAの協働によるこのラボは、開発障壁を下げ、欧州における次世代のロボティクス・物理AIソリューションの製品化を後押しするものと期待されます。