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パナソニックグループで電子部品などを展開するパナソニック インダストリーは、急成長するAIデータセンターおよびAIインフラ市場の需要を取り込むため、2026〜2028年度の3年間で総額1500億円の大型設備投資を実行すると発表しました。約20年前からNVIDIAのGPUやIntelのCPUの周辺回路にレファレンス採用されてきた導電性高分子コンデンサーの実績を強みに、高機能多層基板材料「MEGTRON」シリーズなどの生産能力を2030年度までに2倍以上に拡大。AI関連売上高を2028年度には4300億円へとほぼ倍増させる計画です。
高速大容量通信を可能にする基板材料「MEGTRON」シリーズについては、日本、中国、台湾、タイで新ライン増設を含め、2030年度までに現在の供給能力を2倍以上に拡大します。また、GPU周辺回路の電圧安定化に不可欠な「導電性高分子コンデンサー」についても、佐賀、熊本、マレーシア、インドネシアの拠点で順次ラインを増強し、生産能力を2倍以上に高めます。
同社はAI関連商材に向け、前中期計画の3倍となる1500億円(基板材料600億円、コンデンサー600億円、その他300億円)を投資します。この投資の中で、新たにAIサーバー向け電源補助用途として、従来車載分野で実績のあったスーパーキャパシターを応用した「キャパシターバックアップユニット(CBU)ソリューション」の展開を開始し、2026年度中に量産を開始します。
AIインフラ市場の急速な膨張に伴い、半導体メーカーだけでなく、それを支える高度な電子部品や材料メーカーの重要性も高まっています。パナソニック インダストリーがNVIDIA等の主要チップセットベンダーと長年培ってきたリファレンス採用実績と、車載品質のノウハウをAIサーバーへ転用するアプローチは、極めて高い信頼性を要求されるAIデータセンター市場で強固なポジションを確立するための強力な勝算となり得ます。