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UL Benchmarkは、グラフィックス向けベンチマークテスト「3DMark」をバージョン2.32.8871へとアップデートし、Windows on Armへのネイティブ対応を大幅に拡充したと発表しました。これにより、NVIDIAの「RTX Spark」をはじめとする最新のArmベースプロセッサおよびそのシステムにおいて、エミュレーションを介さない高精度なハードウェア性能ベンチマークの測定が可能となります。
これまで3DMarkにおいては、比較的軽量なマルチプラットフォーム向けテスト(Solar BayやWild Life)のみがx86およびArmのネイティブ実行に対応していました。しかし今回のアップデートにより、DirectXにおけるレイトレーシング性能を測定する機能や、PCI Express (PCIe) の実際の帯域幅を実測するテストスイートなど、これまで非対応だった主要な高負荷テストもArmネイティブでの動作が実現しました。
テスト実行時にシステムが「x86」または「Arm」のどちらのネイティブモードで動作しているかが画面上に明示されるようになりました。ユーザーは適切な環境でベンチマークが実行されているかを視覚的に容易に確認できます。なお、今回のアップデートはスコアの算出方法に影響を与えるものではないため、過去に測定した結果との比較互換性は維持されます。
Windows on Arm向けの強力なSoCであるNVIDIAの「RTX Spark」の登場などに伴い、Armデバイス上でのゲーミングやグラフィックス処理性能への関心が高まっています。業界標準のベンチマークソフトである「3DMark」が主要テストスイートをネイティブ化したことは、今後のArm版Windows環境におけるハードウェア評価をより客観的かつ容易にし、開発や評価のスピードをさらに向上させることが期待されます。