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Microsoftは開発者会議「Build 2026」にて、AIアプリケーションおよびエージェントの開発・運用プラットフォームである「Microsoft Foundry」のプロダクション向け大幅アップデートを発表しました。実験用のモックから本格的な本番運用システムへの移行を円滑にするため、サンドボックス実行環境、タスクの実行を通じて学習する「手続き記憶(Procedural memory)」、ツールの一括管理ツールなどの多様な機能が追加されました。
「Microsoft Foundry」は、組織内のビジネスコンテキストを理解するAIアプリとエージェントを構築・管理するための統合開発プラットフォームです。今回のアップデートでは、Foundry Agent Serviceにおいて長時間のプロセスを実行できる「Hosted Agents」が提供され、タスクをスケジュール実行する機能がプレビュー公開されました。
特に注目すべき新機能は「手続き記憶(Procedural memory)」です。これは、会話からファクトを抽出する従来のメモリ機能に加え、エージェントが過去の実行データを通じて「どのようにタスクを遂行すべきか」という手順そのものを学習・蓄積する仕組みです。初期のベンチマークによると、この機能を有効にすることで、タスクの成功率が7〜14%向上したと報告されています。また、利用可能なツールやスキル、MCPクライアントを一括登録・自動探索する「Toolboxes」も導入されました。
ローコードの開発支援を行うCopilot StudioやAgent Builderに対し、Foundryはプロの開発者やDevOps担当者をターゲットとしたコードファーストのプラットフォームとして位置づけられています。今回の機能強化により、トレーシングや評価(Evaluation)、持続的なセキュリティ管理といった実用化に必須の要素が網羅され、AIエージェントの企業導入がさらに加速すると予測されます。