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Microsoftが今秋の発売を予定している新型ノートPC「Surface Laptop Ultra」において、同社が推進するAI PC向けブランド「Copilot+ PC」への言及が一切確認されず、市場でさまざまな憶測を呼んでいます。同機はNVIDIAの新型SoC(システム・オン・チップ:複数の機能を1チップにまとめた集積回路)である「RTX Spark」を搭載し、AI性能は十分とされているだけに、このブランド表記のない異例の判断が注目されています。
一部では、本製品が「Copilot+ PC」の必須要件であるNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット:AI処理に特化したプロセッサ)を搭載していないため表記がないのではないかという懸念が生じました。しかし、米調査会社Signal65のRyan Shrout氏がX(旧Twitter)への投稿で、同機はNPUを搭載し要件を満たしている旨を説明したことで、この説は否定されました。
ITメディア「Windows Latest」は、ブランド表記がない背景に「性能や想定用途の違い」があると推測しています。「Copilot+ PC」は主に40TOPS(AIの演算性能を表す単位で、1秒間に40兆回演算可能)以上のNPUを用いた翻訳や要約などの軽量なオンデバイスAI機能を訴求しています。これに対し、本製品に搭載されるRTX SparkはGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット:AIの高速な並列計算に長けたプロセッサ)をフルに活用し、最大1ペタフロップスという桁違いのAI性能を発揮します。そのため、既存の「Copilot+ PC」の枠組みでは製品の極めて高い性能特性を適切に表現できないと判断された可能性があるとみられます。
Microsoftが「Copilot+ PC」のブランド表記をあえて避けた真の理由は、公式には開示されていません。編集部注:これが一時的な表現上の判断にとどまるのか、あるいは性能クラスに応じた新たなAI PCブランドを展開する前兆なのかは不明です。いずれにしても、超高性能なローカルAIの実行が可能な製品の登場は、今後の開発や利用シーンに大きな変革をもたらすと予想されます。