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AI検索エンジン大手のPerplexityは、感染したソフトウェアパッケージ、悪意のあるブラウザ拡張機能、および侵害されたAIツールの設定ファイルを、不審なコードを一切実行することなく安全に検出する新しいセキュリティツール「Bumblebee」をオープンソース化(Apache 2.0ライセンス)した。
Bumblebeeの最大の特徴は、不審なコードを実行せずにファイル構成やメタデータを検査する「リードオンリー(読み取り専用)」のスキャン方式を採用している点である。従来のパッケージマネージャーや動的スキャナーのように検査中にインストールスクリプト等を誤って起動させるリスクがなく、安全に検査を実施できる。
このツールの開発・公開は、5月11日に発生したハッカー集団「TeamPCP」による大規模なサプライチェーン攻撃が背景にある。この攻撃では、毎週1,200万回以上ダウンロードされるReactツールやMistral AI、UiPathのパッケージを含む160以上のライブラリに悪意のある自動実行コードが仕込まれ、数百万人の開発者に被害が及んだ。Bumblebeeの手法であれば、このようなインストール時に起動するマルウェアの実行を防ぎつつ、事前に脅威を検知可能であったとされる。
さらに、Bumblebeeは「MCP(Model Context Protocol)」設定ファイルを正式なセキュリティ検査対象とした世界初のオープンソーススキャナーでもある。MCP設定ファイルは、AIアシスタントがメールやカレンダー、コードリポジトリなどの外部サービスにアクセスする際の権限を規定する。攻撃者がこの設定ファイルに悪意のあるコネクタを密かに忍び込ませた場合、AIがバックグラウンドで認証情報を漏洩させたり、不正なシェルコマンドを実行させたりする恐れがあり、これらを未然に防ぐ重要な防御層を提供する。