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モルガン・スタンレーのリサーチによると、NVIDIAの次世代「Vera Rubin」アーキテクチャをベースとする「VR200 NVL72」ラック1台あたりの構築費用が、主要ハイパースケーラー向けで約780万ドル(約12億円)に達する見込みであることが明らかになりました。 これは、前世代の「GB300 NVL72」ラックの約400万ドルから大幅な上昇であり、データセンター構築に伴うコストが急増している現状を反映しています。
最も特筆すべき点として、全体構築費用の約25%にあたる約200万ドルをDRAMやNAND型フラッシュメモリなどのメモリ費用が占めています。 これは、各ラックに搭載されるLPDDR5Xメモリ容量が、GB200の17TBから3倍の54TBへと劇的に増加していることや、従来はほぼゼロだった3D NANDストレージを100万ドル以上搭載することによるものです。 さらに、Vera CPU向けに特別に設計され、生産や検証が複雑な「SOCAMM2」メモリ規格の採用なども価格の高騰に拍車をかけています。
Rubin GPU自体のバルク想定価格は1基あたり5万5000ドル、Vera CPUは5000ドルとされていますが、高度なスイッチや冷却システム、高価なHBM4メモリなどの要因も絡み合っており、AI業界における物理的インフラや部品供給のハードルがさらに上昇していることを示しています。